Yes, I am a loser.

大学中退者の戯れ事日記。

わかるひとがわかってくれればそれでいい

なんか最近、棄てた筈の過去を振り返ったり、生意気なことに世間に対してちょっと斜に構えたりして、私なりに色んなことを考えてみた。世の中に「無駄」という言葉が存在するから、やっぱり無駄なことって世の中にはたくさんあるんだと思うけど(レジ袋とかね)、私は大学をやめたいと本格的に思い始めてから今に至るまで考えてきたことや起こったこと、行動してきたことはすべて意味があったのだろうと胸を張って言える。たとえ他人がloserな私を非難しても。


さて
明日から師走だ。
バイトも始まるし、バイトも始まるし、バイトも始まるし(しつこい)、とにかく今までとは180度異なった毎日になる。非リア充な私にはクリスマスなんて5文字は存在しないし、年中無休な弁当屋に年末年始なんて四字熟語は通用しない。
そんな12月を迎えるにあたり、考え込んだ。

私ってこれからどう生きていきたいんだろう。

さっき母に、「そんなに10代を後悔してるなら、20代の終わりに今みたいに後悔しないように残り10年をがむしゃらに生きなさい」と言われた。
そこで、今までの反省と今まで掲げてきた夢を改めて紙に書き出してみた。

私は、こう言うと恥ずかしくて卒倒しそうになるのだけど、今まで自分ってすごいと思っていた。
障がいをもった兄を持ち、認知症の祖父を持ち(亡くなったけど)、自身も精神的な病気で、それでも他の人と同じようにへらへらと生きていけてて、苦労とかたくさんしたし、差別もされたし、辛い思いたくさんたくさんしてきたけどそれでも毎日一生懸命生きてて、自分ってすごぉいって思っていた。
また、あんなに学校休んだのに、センター世界史8割取ったし、先生たちからもすごく励まされてたし、実際に現役で大学進学したし(たとえ行きたいところじゃなかったにしても)、文芸部では全国レベルで評価されてたし、小学生の頃から作文書いたり弁論大会で表彰されたりしてきたし、自分ってすごぉいって思っていた。

あーうぜー。
自分で書いててうざくて吐きそう。
だけどほんとにそう信じてたんだ。


まぁ言ってしまえば自信家というかプライドが高いというか単なるバカというか。なんとゆーか。






もしかしたら
もしかしたらもしかしたら
私は本当にすごい部分もあるのかもしれない。ここまで乗り越えてきたのは私だからだったのかもしれない。

けれど
ここまでしか来れなかったのもまた、事実なのだと私は最近気づいた。

世間から見たらやっぱり私は「大学中退者」だ。私は決して思わないけど、「単なる」フリーターだと笑う人もいるだろう。19歳でこの位置にしか身を置くことが出来ない自分になったのは、他の誰でもない、自分の責任だ。


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私は今まで努力したことあるだろうか。


そう問うてみたとき、私は自分で即答した。


ない。ない。ない。ない。ない。
私は今まで頑張ってきたことなんてない。限界を越えたことなんてない。自分に課したノルマで自分が壊れそうになったことなんてない。常に妥協して諦めてまぁいいやってなってそうして諦めた自分を正当化するために色んな手立てを打ってきた。甘えだ。逃げだ。
ない。ない。ない。ない。ない。


これが、私の最大の10代の悔いだと気づいた。



そして今まで掲げてきた夢について考えてみた。
精神科医、弁護士、看護師、養護教諭、教師、カウンセラー、、、
数えきれないほどの夢たちがあった。
どれもその時思っていた気持ちは本物だ。

…………………………けれど

最後に私はこう書かざるにはいられなかったのだ。



大学生。




バカと笑っていい。
ついこの前まで私は大学生だったじゃないか。それを自分の意思で蹴飛ばしたのはどこのどいつだ。

………………
でも
さっきの「何も頑張ってきたことなんてない」今までの自分と、「大学生になりたい」と思ってしまった自分を足し合わせて混ぜ合わせてみたり、今年もセンター出願してしまった自分を改めて振り返ったりして

決めた。


やってやろうじゃん、と。
やってやろうじゃん、と。

大学受験、やり直そう。



私がやけになって、「今から私が東大理三目指すとしたら?!」と母に言ったことが何度かある。本当に東大理三目指している化け物たちは、私が純粋無垢に遊びまくっていた小学生、幼稚園の頃から受験勉強しているのに、19の今から頑張る人間なんて遅すぎるんだ、そう言いたかった。
母は顔色ひとつ変えずに答えた。

「やってみればいいじゃん」




そっか。
私はloserなんだもん。今さら何を迷ってるんだ。

負け犬の遠吠えは世間から見たら無駄吠えかもしれない。それならそれでもいいじゃないか。

面白い人生にしてやろうじゃん。
せっかくの人生だ。自分が面白いと思えることをしよう。それでいい。




もう一度言います。
私は大学生になりたい。

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で、改めて師走であることに気づかされる。
私の行きたい大学と今の私の学力は月とすっぽんどころかブラックホールと消しゴムのカスだ(なんだそのたとえ)。

単純に二浪ということになる。
しかも新課程だ。
寒気と眠気が一気に襲ってきて化学反応起こるくらいに理系科目が嫌いな私が、二科目理科を勉強しなければならない。恐ろしきおとろしきとろろしきとどろき!

でも
やるだけやる。
やるだけやる。


ちなみに
だからといって、バイト週5日8時間勤務のシフトを減らす気は微塵もない。前の大学の学費の奨学金はしっかり私が返すつもりだ。 二足鞋は無理だと嘲笑う人は勝手に笑っていればいい。やり遂げるのも失敗するのも諦めるのも全部私、詩織だ。




わかるひとがわかってくれればそれでいい。