Yes, I am a loser.

大学中退者の戯れ事日記。

親知らず痛い

親知らずの手術1回目が終わり、右頬がぶくっと膨れ上がっています笑 いと痛し(/o\)


さてさてどうでもよいのですが
寮から持ってきた段ボールを壊したいから、早く中のものを片付けてくれという祖母からのお達しがありましてね、二階から一階に持っていったんですね。
「これは屋根裏部屋に置いとこうかと思ってた」←私
「あらそう?」

と、言いながら……
祖母は私が指差した大学で使っていたプリントとか冊子(聖書まで!)を、紐で括り始めたんですよ。

「え、あ、いや、だから、取っておきたいなーと。」
「だってこの先見るの?」
「…………(確かに見そうにない)」

少し考えて
「あ、うん。いいよ捨てて。捨てていいよ!」
と私の口は動いておりました。


なんか、大学やめたんやなぁーってすごく痛感した。後悔は微塵も無いのだけど、あの教室にあの子たちと過ごすことはないのだなぁ~と。


そもそも物を取っておきたいなって思う気持ちって何なんでしょうね。不思議。すごく不思議。
どうせ読みもしないのに。どうせ忘れるくせに。……どうせ死んでしまうのに。
いや、別にニヒルな顔して「へっ。この世なんて空っぽな箱でしかないのさ」なんて宮沢賢治がベートーベンの真似してるみたいな絶望のポーズを取りたいわけではないのだけどね。
私なんか特に、過去なんてもう棄てたるわ!なんて豪語していたのに、ちゃっかり自然地理学の「D」のレポートを取っておこうとしていたのだから笑える。というか、今も花ちゃんから貰ったサイン入りの著書とか、法学とか社会学の教科書を捨てるつもりはない。

今日新しいバイト先に行って、書類書いたり挨拶したりしてきたけど、別にこの先半年間大学で学んできたことを生かす機会なんてありそうにない。思い出として取っておくほどの代物でもない。なのに取っておこうとしていたのはなぜなんだろう。



よくわかんないけど、過去とか思い出というものは、四六時中大事に抱えていいこいいこして育てていくものではないんだと思う。
たまーーーーーーーに、たまーーーーーーーに、偶然引き出しを開けて、ふとしたときに拾い上げて埃を払って、あぁこんなときもあったのねぇ~なんてふにゃふにゃに笑えるようになるまで、過去というのは思い出しちゃいけないんだと思う。

過去と他人にすがる生き方ほど惨めなものは無い。そこには自分の生き方なんてどこにもない。単なる過去と他人のコピーだ。

たまに何かの拍子に思い出して、へらへら笑って、そうして今を大切に今を着実に確実に生きていけるなら、過去っていうのももしかしたら悪いもんでもないのかもしれない。




とりあえず
紐で括りつけられたプリントたちには
さよならを告げました